2014年3月15日(土)「資生堂サイエンスカフェin上智大学」を開催しました。

2014年3月15日に「化学」をテーマとした「サイエンスカフェ in 上智大学」を開催しました。本イベントは、女性研究者を支援する株式会社資生堂が未来の科学者を育てる活動として全国で実施しているもので、今回は第6回資生堂女性研究者サイエンスグラント受賞者である本学理工学部物質生命理工学科の鈴木由美子准教授が講師となって開催されました。
鈴木先生は自身の研究内容(有機触媒反応を用いた医薬品候補化合物の合成、癌や感染症を治療する新薬の研究)を資生堂サイエンスコミュニケータの蓑田裕美氏と対談をしながらわかりやすく紹介され、本学で行われている最先端の研究、研究者になるまでのライフストーリーなどについても併せて紹介がなされました。中高生を中心とした40名の参加者からは今後のキャリアパスに関する質問や相談が飛び交いました。また、蓑田サイエンスコミュニケータも化粧品研究所での理系ライフを紹介し、女性研究者は幅広い働き方の可能性があると中高生たちにエールを送りました。

~参加者の声~(アンケートより)
  • 「ちょうど化学の授業で有機化学を学んだ直後だったので、分かりやすかったです」
  • 「炭素と他の元素をくっつけて新薬を開発する!がんに効果があるのが興味深かったです」
  • 「サイエンスカフェは話してくれる方との距離が近くてよかった。自分も、もっとチャレンジしていこうと思えた」
  • 「学部選びの際に就職と直結させるのも大事だけど、何を学ぶのが楽しそうかで決めようと思いました。研究をしてみたいと思いました。」
  • 「大学院へ進学しようという気持ちが強くなりました。化粧品も有機化学も私の好きなことで、第一線で活躍されている先生からいろいろお話を聞けて本当によかったです」
  • 「理系女性の職について、たくさん種類や可能性があることを知ることができ、今後の進路についての考えの幅が広がった」


みんなで自己紹介


研究内容を紹介する鈴木准教授(左)
蓑田サイエンスコミュニケータ(右)


模型で結合を確認


リケジョライフを紹介する鈴木准教授


多くの質問が飛び交い賑わいました