日仏討論会開催のご案内
「男女間の不平等との闘い:袋小路を抜け出すためのイニシアティブとは?」

 このたび、男女共同参画推進室では、フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本と共催し、ナタリー・ロワゾ氏(フランス国立行政学院[ENA]校長)らをお招きして、日本とフランスにおける労働市場、官僚上級職、政治における男女間の不平等をテーマに討論会を開催します。
 是非ご参加ください。詳細はこちら

 世界経済フォーラムによる最近(2013年)の男女間不平等格付けで、日本は世界136カ国中105位です。日本人女性の収入と就労機会は、日本人男性と比較して65%にとどまります。
 教育や健康の分野における男女格差は大方解消されたとはいえ、政界(政策決定機関における女性の割合は6%)と労働市場における不平等は顕著です。仕事の質と就労機会の二重の格差が存在しているのです。

 日本の人口高齢化が加速し、日本の就労人口が大きく減少することが予測される中、女性の労働市場参加を促進することが、安倍首相が掲げる経済財政政策の三本の矢の一つとなっています。

 女性の有職率の上昇と出生率の増加を同時に達成できるような家族政策とは、どのようなものなのでしょうか?仕事を持つ男性と女性が、仕事と私生活をよりよく両立している成功事例には、どのようなものがあるでしょうか?このような不平等の土壌となる社会文化的要素は、どのように説明されるのでしょうか?とりわけ、高等教育への進学や企業や行政機関で責任ある上級職に就くことを女性自ら躊躇し、諦めてしまうメカニズムはなぜ起こるのでしょうか?政界と官僚組織における女性の活躍を促すための公共政策には、どのようなものがありうるでしょうか。

【パネリスト】
 ナタリー・ロワゾ(フランス国立行政学院[ENA]校長)
 松川 るい(外務省総合外交政策局女性参画推進室長)
 三浦 まり(上智大学法学部教授、上智学院男女共同参画推進室室長補佐)
 田渕 六郎(上智大学総合人間科学部教授)
【司会】
 田口 栄一(読売新聞メディア局編集部次長)

日時:
2015年5月29日(金)17:30~19:30
場所:
上智大学四谷キャンパス 2号館17階1702国際会議場
対象:
学生、教職員、政策担当者、NGOおよび関連団体の方
申込:
事前申込み不要
共催:
在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、上智学院男女共同参画推進室
後援:
讀賣新聞社