第12集 ロールモデル集 日本語
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イスパニア語学科長任期中の3年間は、腹を割って話ができる同僚に恵まれたため、途中から研究機構長と兼任することになっても、何とか乗り切れたように思います。この時期は、LAP(Sophia-NanzanLatin America Program)という「大学の世界展開力強化事業」(2015年秋~2019年度)と関わったことで、ラテンアメリカへの学生派遣における学内外の部署間連携を経験しただけでなく、多くの学生の成長を現地でも見ることができて大変充実していました。このころからどこにいても時間を問わず対応しなければならない事案が増えました。時間の使い方、集中力の注ぎ方、睡眠時間の確保などが日々の課題となりました。授業時間は待ったなしですから、授業準備や論文執筆などの時間の確保が一番苦労した点です。2020年からは「コロナ禍」に突入して、コミュニケ―ションの取り方が課題となりました。ちょうど研究機構の仕事にあたっていましたが、それまで週2回学部から研究機構のオフィスに通い、書類確認や事務の方々と打ち合わせを行っていたルーティンが急に止まってしまいました。日頃、定例会議の前後に何気なくおしゃべりしていた中で、様々な意思疎通がとられ、それによってスムーズな事務運営がなされていたのだということを痛感しました。私の今のストレス解消法は、水泳、ウォーキング、焼き菓子作りです。ワクチン接種前はプール行きも自粛していましたが、1年オンライン授業・会議漬けになって、あちこち心身の不調をきたしてから、以前よりも定期的に泳いだり、歩いたりを心がけるようになりました。私は元来アイデアに煮詰まったときなど、水に触れると頭がクリアになってよい考えが浮かぶことがあります。水の中で頭を空っぽにすることが一番の気分転換でしょうか。ここ数年のマイブームはお菓子作りなのですが、無心になってパイ生地をこねているとき、飴色のアップルパイが焼けたとき、自分の脳も喜んでいるのかもしれないと感じます。とはいえ、いろいろな場面でボタンの掛け違いは生まれますし、不慮の事故は発生します。そんなときは、深呼吸して笑ってみることですね。これはラテンアメリカの人々から後から考えると大事(おおごと)ではなかったということも結構あるものです。リーダーとして活躍するには、コミュニケーションが鍵だと思います。組織は人の集まりなので、自分は苦手なタイプと思っていた人にも、必ず魅力的な側面があるはずですし、逆に、自分自身も他人には苦手なタイプと映っているかもしれない、ということを自覚することが肝心だと思います。学んだことです。彼らは窮地に陥ったときほど、ジョークを飛ばします。辛いとき、深刻な顔をしても、周りはさらに緊張するだけです。その時は「災難」と思われたことが、これは持久力を鍛えてゆくこと、そして今はやりのレジリエンスを高めることかもしれません。そのために、日々心身のバランスを整えることが大切だと思います。中南米のジャーナリストと学生が交流した上智とJICAとの共催イベントにて(2018年10月)12ストレス解消や気分転換の方法

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