第12集 ロールモデル集 日本語
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日本に戻ってきて1987年から慶應義塾大学の日本語教育プログラムで教えていたところ、自分の専門である社会言語学の領域で公募があり、2002年に国際基督教大学(ICU)に移籍。当初はこの分野の教育・研究に専念するつもりでしたが、3年ほど経過した頃に大がかりな教学改革について議論する学内委員会から図らずも声がかかり、教学改革本部長(2006年)、学務副学長(2008年)を経て、2012年に第10代学長になりました。2期8年にわたる学長在任中に最も力を入れて進めたのは、入学者選抜制度の再構築です。就任当時、ICUにいた留学生の大半は1年間在籍する交換生、あるいは大学院生でした。出身校であるペンシルヴェニア大学創立者ベンジャミン・フランクリン。カレッジホールを背景にことが大きければ大きいほど困難が伴います。それだけに、目標を達成し成果が出た時の喜びもひとしお、自らリーダーとして率いたプロジェクトであればなおさらです。私は、多くの女性に、この言葉では表現しきれなぜひ積極的に取り組んでみることをお勧めします。その際に、鶴見先生、身近にどなたか見つけられますか?私は両先生には遠く及ばない存在ではありますが、少しでもみなさんの参考になれるように心がけていきたいと思います。そして、目標に向かって邁進しつつ、できれば身体を動かして、学士号を取得するために学部で4年間学ぶ学生を、世界の多くの国や地域、とりわけアジア諸国から受け入れること目標に入学者選抜制度を抜本的に見直し、ユニヴァーサルアドミッションズ(※)を導入しました。大規模な入試改革の結果、学部新入生に占める外国籍学生の比率は、2014年度から2020年度の間に約8%増え、この傾向は嬉しいことに今も続いているそうです。※詳細はhttps://www.icu.ac.jp/admissions/undergraduate/exam/を参照現状の課題を冷静に分析したうえで目指すべき姿を描き、それを実現するための具体的な方策を考えることには、成し遂げたいい高揚感を実感してほしいと、心から願っています。機会がめぐってきたら、引き受けられない理由を列挙することはせず、緒方先生のようなモデルの存在はきわめて重要です。健やかな日々を送ってください。14リーダーと改革

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