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これまでのセミナー 実施報告
2013年度 男女共同参画セミナー
『デートDVって何?~被害者・加害者にならないために~』を開催しました。
2013年12月11日(水)、NPO法人レジリエンスの中島幸子氏を講師に迎え、「意識啓発」の取組の一環として、男女共同参画セミナー「デートDVって何?~被害者・加害者にならないために~」を開催し、学生、教職員合わせ91名が参加しました。
「デートDV」は若いカップルの間で広く起きており、誰でもそうと知らずに関わるかもしれない人間関係の落とし穴です。受講者の中には、「言葉は聞いたことがあるが実態についてはよく知らない」という方も多く、中島氏はどこにでもありそうな恋人同士の具体的な例を挙げて説明してくださり、デートDVがとても身近で起こる得る問題として意識するきっかけとなりました。
例えば、「テレビチャンネルを了承を得ずに勝手に変えること」や「相手の考えを否定したり馬鹿にしたりすること」なども支配関係が成立してしまう恐れがあり、言葉や態度だけでも精神的に追い詰めることは暴力であることを指摘し、互いを尊重し合う大切さを改めて考えさせられました。
暴力には身体的な暴力だけでなく、精神的暴力、経済的暴力、性的暴力、そして最近ではメールやインターネット、GPS機能などを使用したデジタル暴力があり、それらの体験はトラウマとなって、生涯にわたって大きな影響を及ぼす可能性があるということも学びました。
受講者からは、「パワーと支配の関係はDVだけでなく広く共通することがあると思った」「人によって感じ方が違うということを頭において、その人に合ったペースで適切な解決方法を探す手伝いができるよう心掛けたい」など、学生・教員・職員とそれぞれの立場で様々なケースを思い浮かべながらお話を聞くことができ、貴重な機会となりました。
NPO法人レジリエンスの詳細はこちら。
~アンケートから~
- 他者と交流をするときは、相手への尊重を意識して生活していきたいと思った。
- DVや暴力といった大きな問題を体験したことはないが、その根本を考えると、尊重しあえる関係性が保てないことであり、それは普段の生活でたくさん見たり体験している。いつでもそのような大きな問題になりうると考えさせれた。
- DVはまず相談することが難しいことたが、相談された時には、人によって感じ方が違うことを思い出して相談に乗りたい。
- 自分の専門家は自分。自分を幸せにできるのは自分しかいないという話が印象に残った。
- どこかで自分は関係ないと思っていたが、とても身近にある問題だと気付かされた。