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実施報告
2015年度
2015年度第1回「グローバル・メンター相談会」を開催しました。
日本人でありながら、アメリカにて長く教鞭を取られており、音声学・第二言語習得の分野で世界的に活躍されている、平田由香里先生の相談会を開催しました。言語学専攻の学生はもとより、複数の専攻・学部の学生が平田先生と専門の言語関連だけでなく、留学や女性のキャリアについても詳しく相談されていました。
2014年度
2014年度第5回「グローバル・メンター相談会」を開催しました。
日 時:2014年12月22日
メンター:June Levitt 先生(米テキサス女子大学)
専 門:言語によるコミュニケーション科学/障害
レビット先生は大学卒業後コンピューターソフトウェアの会社に勤められ、仕事を通して出会ったアメリカ人男性と結婚。出産後、自営技術翻訳のお仕事をしばらくされた後大学院へ進むことを決意し、コミュニケーション科学、脳科学、障害などを専攻され、現在はテキサス女子大学のAssistant Professorとしてご活躍されています。学業・仕事と子育ての両立、また外国の地での苦難やモチベーションを保つ方法などをお話してくださいました。また、これからアメリカの大学院への進学を希望している学生へ「なぜ日本ではなくその地で学びたいのか」のビジョンをしっかりとアピールすることが大切だとアドバイスをしてくださいました。
2014年度第4回「グローバル・メンター相談会」を開催しました。
日 時:2014年12月8日
メンター:Silvanva Condemi先生(仏マルセイユ大学)
専 門:古人類学(原始人類学)
フランスCNRS及びマルセイユ大学から古人類学ご専門のSilvana Condemi先生をお迎えして相談会を開催。本学では学ぶことのできない分野ですが、興味をもった学生が集まり、学外(オーストラリア大学生)からの参加もありました。参加者それぞれが自身の研究活動について簡単に自己紹介した後、Silvana先生より研究分野の紹介、発掘現場での様々なパプ二ングや女性研究者として大変なことなどをお話していただきました。また、なぜ古人類学に興味をもったのか、なぜ研究者の道を目指したのかという問いには、大学生のときに出逢った先生がきっかけだったとお話され、素晴らしいロールモデルに早い段階で出逢えたことはとても幸運だったとお話されました。
2014年度第3回「グローバル・メンター相談会」を開催しました。
日 時:2014年7月29日
メンター:Natasha Warner先生(米アリゾナ大学)
専 門:声学、心理言語学、言語復興
音声コミュニケーション専門の荒井隆行教授(理工学部情報理工学科)と共同研究を行っているアリゾナ大学のNatasha Warner教授をお招きして相談会を開催しました。参加者たちからは、研究と家庭との両立についての質問が多くとびかい、アメリカのワーク・ライフ・バランス事情をお話いただきました。Natasha先生は、両立支援については制度の導入よりも、意識啓発に取り組むことが重要だと指摘されました。ワーク・ライフ・バランスの推進は、仕事や職場への満足、そして組織にコミットする度合いを高めることができよい結果をもたらします。子育てに関わっているか否かに関係なく、すべての人にとって非常に身近で大切な課題であることに改めて気づかされました。
2014年度第2回「グローバル・メンター相談会」を開催しました。
2014年6月2日(月)、昨年に引き続きコロンビア大学より有機化合物の絶対立体配置決定法やキラル化学で著名な女性研究者Nina Berova教授をお招きして、「コロンビア大学と上智大学における理系女子学生の比率と卒業後のキャリアの比較」をテーマに皆で話し合いました。本学は、これまで国際的な場で活躍する数多くの女性を輩出してきましたが、2008年当時、大学全体では女子学生の割合が半数、女性教員の割合が20%を超す中で、理工学部及び理工学研究科においては、学生は20%に届かず、教員に至っては4%という状況でした。そこで、これらの状況を改善すべく、女性教員の積極的採用や、女子学生のキャリア支援、次世代育成を目的とした実験教室や相談会も併せて開催し、女子学生の志願者及び在籍者数はプロジェクト前後で増加しており、男女比についても割合が高くなりました。とはいえ、理系女性はまだまだ少なく、身近に相談できるロールモデルがいないと悩む人も少なくありません。今後も国際的に活躍する女性研究者と交流する機会を増やし、将来のビジョンを考えるための参考としてほしいと思います。
2014年度第1回 グローバル・メンター相談会を開催しました。
(左)童先生 (右)向先生
2014年4月22日(火)、中国清華大学(Tsinghua University)より、童 愛軍先生(Prof. Dr. Aijun Tong)と向 宇先生(Dr. Yu Xiang)をお招きしてグローバル・メンター相談会を開催しました。相談会には理工学研究科博士課程の学生が参加し、それぞれの研究内容を紹介したほか、今後のキャリアについて先生方の経験をもとにアドバイスをいただきました。
童先生は明星大学にて博士号取得後、中国清華大学のレクチャラーとなり、その後育児と仕事を両立しながら女性研究者として今日まで歩んでこられました。中国の出産・育児ケアネットワークにおいては、祖父母である親族も大きな役割を果たしていますが、多くの家庭が家事労働者を雇うようになっているなど中国の育児事情についてもお話ししてくださいました。
一方、向先生は中国清華大学にて博士号を取得し、その後4年間アメリカイリノイ大学にてポスドクとして勤務し、2013年から清華大学准教授に就任。これまで進路選択で悩んだことや、研究者としての道を決意した理由などをお話ししてくださいました。またこれから直面するであろう結婚や育児などのライフイベントに関するアメリカ・中国・日本それぞれの支援制度の現状や課題についても話し合うことができ、グローバルな視点で今後のキャリアを考える機会となりました。
2013年度
2013年度第1回 グローバル・メンター相談会を開催しました。
“Be Confident!!”
2013年6月26日(水)、コロンビア大学より、有機化合物の絶対立体配置決定法やキラル化学で著名な女性研究者、Nina Berova先生をお迎えし、「アメリカに留学するためには」をテーマに相談会を開催しました。相談会には理工学研究科博士課程・PDの学生16名が参加し、海外留学やその後のキャリアパスについてアドバイスをいただきました。
Nina先生はブルガリアのご出身で、Ph.D取得後アメリカへ渡り、研究活動をされておりますが、英国をはじめとしたヨーロッパでの留学経験もあり、その豊富な経験から、適切な留学先の選び方や英語でのコミュニケーション力の必要性など具体的にお話してくださいました。留学後は言葉の壁だけでなく、生活スタイル・文化の違いやその環境の中での研究活動など大変なこともたくさんあります。今、英語でのコミュニケーション力をつけることが自分に自信・余裕を与え、精神的な支えになるはずです!と、留学を目指す学生たちにとてもいい刺激を与えてくださいました。